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設立趣旨

代表理事 桐島 洋子

代表者あいさつ

 情熱の都パリに、高い志を共にする優れた医師たちが結集して、画期的な活動組織を創設して3年になります。そのオサン・デ・ファムは、乳がん、子宮がんをはじめとする女性特有の病気のすべてに対して、医師と患者とその予備軍である健康な市民たちが連帯して対抗しようという強い決意を具体化したもので、啓蒙、予防、検診から緩和治療への対応に至るまで、肉体だけでなく精神の健康を含めて幅広くサポートするNPO活動を広く展開し、熱い支持を集めています。

 オサン・デ・ファムのポジティブなエネルギーは早くも日本に波及し、2009年7月には東京で、一般社団法人オサン・デ・ファムが設立されました。乳がん啓蒙運動ではアメリカ発のピンクリボンがすでによく知られていますが、フランス発のオサン・デ・ファムは、さらに幅広くライフスタイルそのものの改革まで視野に入れ、植物療法をはじめ豊かな自然や伝統に根ざしたヨーロッパの叡智を、「和」の心と技と暮らしにも繋ぎ拡げようというもので、全人的かつ国際的な健康運動であり文化活動でもあります。

 かつて「聡明な女が料理がうまい」という私の著書が日本の料理ブームのさきがけになったといわれていますが、いま私は「聡明な女は身体を愛す」と言いたいのです。  仕事や家事育児に追われる働き盛りの女性にとって自分の身体は盲点になりがちで、表面を美しく磨くことには熱心でも、肝心の本体の構造や機能については驚くほど無関心な女性が少なくありません。例えばマンモグラフィーによる乳癌の検診率はフランスの00パーセントに対して日本は僅か0パーセントという桁違いの低さです。この油断を衝く病魔の侵蝕で、乳房ばかりか人生まで奪われていく女性の増加に地団駄踏みたい思いでしたが、オサン・デ・ファムこそこの状況を打開する「新しい波」になるだろうと信じています。  全ての女性たちがはもっともっと自分の身体を識り理解して深く愛しながら、美しく聡明に生きてほしいと切に願う私はオサン・デ・ファムの活動に積極的にコミットし、働く女の「長老」の一人として非力ながら代表理事をお引き受けすることにいたしました。この組織の豊かな人脈には、さまざまな個性と能力と知識と情報と意欲が犇いています。さらにどんどん仲間を増やして、この波を大きくパワーアップしていきたいと念じながら、皆様のご参加とご支援をお待ちしております。

一般社団法人 オサン・デ・ファム 代表理事 桐島 洋子

桐島洋子プロフィール

1937年7月6日、東京生まれ。 作家。 蟹座A型。

'56 年都立駒場高校を卒業して、文藝春秋に入社し、9年間ジャーナリズム修行ののち、’65年退社し、フリー・ライターとして世界を巡遊。
’67年には従軍記者になり、ヴェトナム戦争を体験する。
’68年からアメリカで暮らし、
'70年処女作「渚と澪と舵−ふうてんママの手紙」刊行を機に帰国。
'72年には、アメリカ社会の深層を抉る衝撃の文明論「淋しいアメリカ人」で第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
以来マスメディアの第一線で著作・テレビ・講演などに幅広く活躍しながら、独身のまま、かれん(モデル)・ノエル(エッセイスト)・ローランド(フォトグラファー)の3児を育て上げる。
料理ブームのさきがけとなったベストセラー「聡明な女は料理がうまい」や、女性の自立と成熟を促した「女ざかり」シリーズをはじめ、すべて実体験に基づく育児論、女性論、旅行記などは、その斬新な発想と痛快な迫力で広く人気を集めた。
'82年には勝見洋一(美術鑑定家・エッセイスト)と結婚。子育てを了えてからは、”林住期”を宣言して仕事を絞り、年の三分の一はカナダで晴耕雨読し、人生の成熟の秋を穏やかに愉しみ、環境問題・ホリスティック医療・氣功・精神世界などにも関心も深めている。

公式サイト:http://www.yoko-kirishima.net/